三重県高校野球連盟におけるメディカルサポート活動 -->活動報告へ

<目的>

三重県高校野球連盟加盟校の選手の障害予防
選手に対して身体への自己管理の意識付けを図る
高校と医療との連携

<活動経過>

平成16年;春季大会のベスト4からメディカルサポート開始。
夏季大会はベスト8から、秋季大会はベスト4からのサポートを実施。
平成18年12月;三重県選抜チーム台湾遠征帯同(責任者1名)
平成19年12月;伊賀地区ストレッチング講習会実施
平成20年7月;選手権大会の開会式当日に医療・コンディショニング相談室を開設(以降毎年施行)
平成20年9月;秋季大会のサポートをベスト8からに変更
平成21年4月;選手権大会のサポートをベスト8からに変更
平成21年5月;春季東海大会(三重県開催)のベスト4からサポート実施
平成21年2月;四日市地区ストレッチング講習会実施
平成22年10月;秋季東海大会(三重県開催)ベスト4からサポート実施
平成24年3月;南勢地区の高校野球部選手に対する実態調査(アンケート調査)
平成25年5月;春季東海大会(三重県開催)1回戦からサポート実施
平成25年7月;選手権大会ベスト16からサポート実施
平成25年12月;第1回投手検診(四日市地区投手対象)
平成26年12月;第2回投手検診(中勢地区投手対象)
平成27年4月;チームサポート活動(桑員地区2校対象 フィジカルチェックなど)
平成27年7月;選手権大会開会式で球場外に給水所を設置
平成27年12月;第3回投手検診(南勢地区)
平成28年12月;第4回投手検診(松阪地区)
平成29年12月;第5回投手検診(伊賀地区)

<活動内容>

① メディカルサポート活動
試合前の処置

  1. 問診、評価
  2. ストレッチング、マッサージ、テーピング、アイシングなど
試合中の処置
  1. 応急処置(爪・傷の処置、熱中症に対する処置、打撲に対するアイシング処置、その他テーピング処置)


試合後の処置(クーリングダウン)
  1. 投手へのアイシング
  2. 投手への個別ストレッチング、コンディショニング
  3. 集団ストレッチング(チーム単位)
  4. 症状の訴えのある選手に対する個別評価、コンディショニング、テーピング、ストレッチング指導など


メディカルサポート日程 ② オフシーズンにおける講習会開催
≪ストレッチング講習会≫
・大会期間中だけでなく、選手の障害予防を目的としての啓発活動


≪投手の肩肘検診とストレッチング講習≫
・傷害の早期発見と重傷化の予防



《トレーナー派遣事業》
・全選手のフィジカルチェック(3~4回/年)
肩・肘関節の疼痛検査、下半身タイトネス評価など



③ 医療との連携 ・大会や講習会を通じて選手の身体状況を把握して、必要であれば病院を紹介し、医療との連携を図る


④ 今後の活動予定 ・オフシーズンにおいて応急処置、ストレッチング講習会、投手検診などを開催予定



三重県スポーツリハビリテーション研究会
高校野球部門責任者;鈴鹿回生病院 リハビリテーション課 佐久間雅久